第9回「出力設定 その3 ~Xperia SO-01B向けのx264設定~」

 TMPGEnc Video Mastering Works 5(TVMW5)の内蔵x264エンコーダを用いた、スマートフォンXperia SO-01B向けのx264設定。

 Xperiaシリーズはソニーエリクソンのスマートフォンで、複数のキャリアが発売している。今回はドコモのXperia SO-01B向けのx264設定です。

 Xperia SO-01Bは854x480pixelの液晶ディスプレイを搭載している。動画の再生もこの解像度である854x480pixelで作成することが望ましい。調査した結果以下のフォーマットであれば再生可能です。
  • MPEG-4/AVCの場合
  • HighProfile@3.1以下
  • 解像度
    • 852x480/848x480/704x396/640x480を動作確認済み。
  • フレームレートについて
    • 24p/30pの動作確認済み。60pは未確認。
  • インターレース(60i)について
    • 動作未確認


 出力テンプレートを公開するにあたって、既に当該機種Xperia SO-01Bが手元にありません。無責任ではありますが、TMGEnc Video Mastering Works 5本体やx264エンコーダの更新で公開した出力テンプレートが使用できなくなることも考えられますが、対応致しません。

 ということで、アニメ/実写別、24p/30pフレームレート別に4の出力テンプレートを用意しました。

ダウンロード
TMPGEnc Video Mastering Works 5 Xperia SO-01B 向けx264出力テンプレート集
出力テンプレート(出力設定) 4ファイル入り

  • SO-01B_x264_Anime_852x480p_24p.tvmw5e
    • アニメ向け 852x480 24p
  • SO-01B_x264_Anime_852x480p_30p.tvmw5e
    • アニメ向け 852x480 30p
  • SO-01B_x264_Film_852x480p_24p.tvmw5e
    • 実写向け 852x480 24p
  • SO-01B_x264_Film_852x480p_30p.tvmw5e
    • 実写向け 852x480 30p



854x480にリサイズしておく
01_854x480にリサイズ
 クリップへのフィルター構成で "映像リサイズ" を使用して、"画面中心に表示(指定サイズ)" "854x480" を指定しておく。リサイズ手法は "Lanczos-3" か "BiCubic"、輪郭強調気味やリンギングがよろしくなければ "Triangle" を指定する。


インポート済みの出力テンプレート
 出力テンプレートのインポートは前回説明した通り、"ドキュメント" -> "TMPGEnc Video Mastering Works 5" -> "Template" -> "Export"
02_インポート済みの出力テンプレート


初期設定~SO-01B_x264_Anime_852x480p_24p.tvmw5e~
 出力テンプレート毎におおよそ設定済みですので、特に変更する点はありませんので問題なければそのままエンコードしましょう。
03_映像設定初期値
 "パフォーマンス"。エンコードが遅い場合 "高速" を選択すると良い。
 "最大ビットレート"。低速なSDカードを使用する場合は低めの値を指定しますが、通常はそのまま "2000kbps" を指定します。ソニーエリクソン公式情報を元に "2000kbps" を指定しました。
 "品質"。画質と出来上がりサイズに影響します。アニメは54(低容量)~62(高画質)。実写は48(低容量)~56(高画質)。容量を削減するには更に値を減らし、画質を向上させるには更に値を増やす。ただ過剰な値を指定しないようにしましょう。

04_音声設定初期値
 "チャンネルモード" "ビットレート"。
通常設定 "ステレオ" "128kbps"
音質向上 "ステレオ" "192kbps" など高く指定する。
容量削減 "ステレオ" "96kbps" または "モノラル" "48kbps" など低く指定する。

05_GOP設定初期値
 GOP構造では特に変更する箇所はない。

06_その他初期値
 その他では特に変更する箇所はない。

07_詳細設定初期値
 PC向けの設定に手を加えたものですので、詳細の解説は前回第7回を御覧下さい。


 画面アスペクト比16:9いわゆるワイドな映像は上記の設定で良い。4:3の映像については、映像設定で横サイズを現在の"852"から"640"に変更するだけで良い。


 前回同様、今回の解説ではCPUでx264エンコードを行いましたが、画質にこだわらないなら "CUDA" "SpursEngine" ハードウェアエンコーダーを使用すると良い。固定品質によるエンコードは行えないが、高速にVBR(平均ビットレート)でエンコードが可能です。"CUDA" "SpursEngine" によるエンコードはいずれ解説すると思います。


 私が普段行なっている設定を万人向けに若干改善し解説しております。この方法が最適というものではなく、一ユーザーの私見として参考にしてもらえればと思います。
 それでは。




(2012/02/01 - 出力テンプレート名変更)
(2012/01/28 - 初版)



■ペガシス
http://www.pegasys-inc.com/ja/

■TMPGEnc Video Mastering Works 5
http://tmpgenc.pegasys-inc.com/ja/product/tvmw5.html