設置状況
 5.25インチベイが既に全使用のため、外付け光学ドライブケースがないかと探した結果、写真左側の5.25インチベイ5台の製品があった。備忘録として組み立てに必要な物や、動作環境について記載する。
 出来上がると光学ドライブを最大5台搭載し、パソコンとの接続はeSATAまたはSATAケーブル1本となる。

 組み立てるとこのような物になる。
本体全体
本体前面
本体背面


用意したもの

光学ドライブ

 外付けにした光学ドライブ最大5台。
 今回は一番下のベイに吸気ファンを設置した。







デュプリケーター用ケース FD-H505

 5.25インチ5台組み込み可能なケース。250Wの電源ユニットと背面ファンを搭載済み。内部上後面に3.5インチシャドウベイがある。





マルチプライヤーカード SATA5MLT

 SATAケーブル1本にSATAデバイスを5台接続させるためのカード。





SATAケーブル

 光学ドライブとマルチプライヤーカードとの接続に使用する。今回使用したものは30cm。





背面ブラケット
背面のコネクタをSATAにする場合

 パソコンとの接続にはSATA-eSATAケーブルを使用すれば良く、バックプレートの加工の必要がない。

PUG-04S(有)フリーダム PUG-04S



背面のコネクタをeSATAにする場合

 パソコンとの接続にeSATAケーブルを使用することができる。このケースに対応するバックプレートが見つからず、ロープロファイルのブラケットを加工することで固定することにした。
 加工したブラケットとバックパネルとの固定に別途ネジとナットが2組必要。







ケース内部


本体側面
本体側面1
 電源ユニットから本体前方へ伸びている黒いケーブルは本体前面の電源スイッチに接続している。

本体側面2
本体側面2
 手前の白と青のリード線は本体前面の電源LED、白・赤・黒のリード線は一番下のベイに取り付けた吸気ファンに繋がっている。

本体上部
本体上部
 3.5インチベイシャドウベイにポートマルチプライヤカードを配置。

3.5インチシャドウベイ
 ポートマルチプライヤカードに付属している台座を噛ませ、2箇所ネジ止め。

電源装置
 電源出力は5V26Aと12V10Aの合計250W。

SATAブラケット
 背面コネクタをSATAにする場合は、PUG-04Sをネジ止めする。バックパネルのネジ位置よりPUG-04Sのネジ間隔が若干広く、ネジ止めすると、それぞれのネジはややハの字の向きになる。

eSATAブラケット
 加工済みのeSATAブラケットをネジとナットで固定したところ。

ブラケット改造
写真は説明用のサンプルで用意したロープロファイルのブラケット

 まずは赤線位置でカットする。赤線左側をペンチで掴み、左側へ開き・右側へ折りたたむ。繰り返し赤線位置で割れる。
 ネジ止めするための溝を削る。青の箇所をネジ幅に合わせヤスリで削る。写真の青線はイメージです。
ヤスリ


パソコンとの接続


 Windows10のパソコンとeSATAケーブルで接続。SATAコントローラーはPMPとホットスワップ対応のもの。

接続前

エクスプローラー_before
デバイスマネージャー_before
 外付け光学ドライブを接続する前。内蔵のBD-REドライブ1台のみ認識している。

接続中

エクスプローラー_after
デバイスマネージャー_after
 外付け光学ドライブケースの電源を入れると、BD-REドライブが4台が認識された。

HotSwap!
 『HotSwap!』を使用すると、安全に取り外しが可能なハードウェアとして表示される。


書き込み・読み取りテスト


 外付け光学ドライブケースに搭載したPioneer BDR-209JBKを使用し、BD-Rへ書き込みと読み取りを行った結果。

書き込み

Power2Go8でのBD-R書き込み
Power2Go8のログ
 Power2Go8を使用し、BD-R(1層)へ22.5GBのデータを書き込みを実施した。12倍速設定(16倍速対応メディアを所有しておらず)で書き込むと10分45秒で終了した。

読み取り

エクスプローラーでのBD-R読み込み
エクスプローラーでデータを読み取っているところ
 外周部での読み取り速度は51.2MB(およそ11.93倍速)。



※SATAコントローラーがPMPとホットスワップに対応しているかどうかは、各メーカーにお問い合わせ下さい。当方では個別に対応致しかねます。